2011年6月15日水曜日

性同一性障害:高齢者住宅

性同一性障害とは、心の性と体の性が食い違っている状態です。

性同一性障害では、体の性は正常に機能していて、どちらの性に属しているかを認識しています。
その一方で、心の中では、その性に強い違和感を感じています。

性同一性障害は、同性愛と混同されがちですが、意味合いが大きく異なっています。
性同一性障害の場合、自分の体の性別に大きな違和感を感じています。

極端な例では、第二次性徴のときに体の変化を嫌い、精神的にも不安定になることから生殖器を傷つけたりするなどの事例もあります。

通常は、体の性の身体的特徴を把握したり、社会において性役割を学習し、承認されることで、精神的に安定します。

ところが性同一性障害の場合は、心が体の性を受け入れられないため、精神的に不安定になります。

性が不安定になっていることで、人格の同一性が脅かされることもあります。
性別の違和感から、しばしば偏見の目でみられ、さまざまな精神症状をともなうことも少なくありません。

うつ病や摂食障害、アルコール依存症などを発症することもあり、調査では多くの人が自殺を考えたことがあるといいます。

また不登校や自殺未遂、自傷行為などの経験率も高いものとなっています。


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