2009年10月5日月曜日

貿易について

貿易と聞いて皆さんはどんなことを連想しますか?
貿易とは何でしょうか。

普段使わない用語ですし、たまにニュースで聞くくらいの用語ですと、なんとなくわかっていても言葉で説明できず、いまいちピンとこないですよね。

貿易とは国と国の取引、つまり商品を売買することを言います。
日本の中での取引は国内取引といいますよね。

例えば北海道の商品を沖縄と売買するのは貿易とは言わないですよね。
私たち日本人は食材をはじめ、輸入に頼っています。
在は主に売買を行っている国はアメリカや中国になります。アメリカや中国には非常にお世話になっているのが現状です。

なぜ輸入に頼るのかと言いますと、例えば日本で商品を買うより、大量生産され、かつ価格が海外の方が安い場合、経費や運賃などは日本ということになります。
それぞれの得意とする商品がその国で大量生産されると、日本よりも原産国などの方が安いので輸入するのです。

私たちもお買い物をするときに、少しでも安い場所を見つけて一番安い場所で買い物をするなど、同じ商品であればやはり値段は高いよりも安い方を選ぶ方が多いですよね。
そういった考え方と似ているような気がしますね。

国同士の取引でも赤字などにならないよう、少しでも安くたくさん商品が手に入れるために輸入と輸出が行われるのです。
貿易と言っても基本的には輸入と輸出の取引をいいますが、貿易の中でもたくさんの種類があるようです。これから紹介していきたいと思います。

貿易用語:直接貿易・間接貿易

貿易には種類があります。

まずは直接貿易という用語があるのはご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思います。

略して直貿と言ったりもしますが、直接貿易とは輸入車と輸出者が直接貿易をすることをいいます。
仲介者を経由しないやり方です。字を読むと知らない方でもなんとなくイメージはつくかと思います。

そしてもう一つは、間接貿易という用語があります。
これは略して間貿といいますが間接貿易とは直接貿易と違って、仲介者をとおして貿易を行うことをいいます。間接貿易も字を読めばイメージがつきますよね。

それぞれ特徴がちがいますが、直接貿易の詳細としては間接貿易で間に入る仲介を自分で行うので自分が取引先である海外に交渉をしにいき、契約まで自分で行うというのが直接貿易の内容になります。
ですので、貿易で発生するリスクやメリットも全て自分に返ってくるのです。

直接交渉や契約を結ぶという点では大きなリスクも同時に背負うわけですが、仲介者がはいらないことによって、市場のニーズや状況などをすぐにキャッチできるという利点はあるようです。
自分の感触や目で確かめられると言うことですね。

関節貿易の内容としては仲介者が入りますので、直接貿易と違ってリスクが少ないと言えるようです。
負担は仲介者にいくわけですからね。
ですから商品の開発や本来の自分の事業に専念できるというメリットは間接貿易にはあるようですね。

どちらが良いかは自分次第ですが、それぞれのメリットなど把握した上での取引をすると良いでしょう。

貿易用語:中継貿易

中継貿易という用語を聞いたことがありますか?
中継貿易という用語を聞いてどんなイメージを持つでしょうか。

中継貿易とは「ちゅうけいぼうえき」もしくは「なかつぎぼうえき」とも言いますし、間接貿易とよぶこともあるそうです。

中継貿易も貿易形態のうちの一つなのですが、いったいどういうことを中継貿易というのでしょうか。
中継と聞くとテレビ中継ですとか、私たちの身近な中継といえばそのようなものしか浮かばないですよね。

中継貿易とは一つの国があったとして、その一つの国周辺の他国との取引をするのが中継貿易というそうです。どんなことをするのかというと、他の国から原材料を輸入してその輸入した原材料で作られた産物をさらにまた違う国に輸出をするといった仕組みを言うそうです。

目が回るような貿易形態ですが、例えば日本がアメリカから仕入れた原材料を生産し、アメリカに輸出するのではなく、他の国に輸出するということですよね。
ですので、日本は中継の役目をしたということです。
なので、中継貿易と呼ぶのでしょう。

簡単にいうと、他国から輸入した商材を他の国に輸出するということですね。
中継貿易が利用されるのは、政治の関係で直接その国同士のやり取りが困難という場合に双方の国とのやり取りに問題ない国が中継として入り、取引のお手伝いをするということのようですね。

またはメリットとして中継する国を間に入れたほうが、関税が安くなるということもあるようです。

2009年10月4日日曜日

貿易用語:自由貿易

貿易に関する用語で出てくる中で自由貿易という用語があります。聞いたことありますでしょうか?

自由貿易とはどのような貿易のことを指すのでしょうか。

貿易にはそれに関する色々な規制があります。
その規制を少しでもなくし、取引自体が自由にできるようになるよう、政策の意味で自由貿易というのがあるようです。

自由貿易を行うことによって市場での失敗がない限りは、経済の所得水準を高くすることができるとのことですが、逆に自由貿易によって一部の産業や企業は所得水準が低くなってしてしまう可能性があるため自由貿易は支持されにくいという考えがあるそうです。

こういった貿易に関することだけでなく、私たちが日々生きていくうえで、色々なことに規制や約束事などがついてまわりますが、何事も自由にするということはそれなりに大きいデメリットや負担が生じてしまうのでしょうね。

自由貿易によって経済がよくなればいい話ですが、悪くなってしまうところがあるとなると、悪くなってしまうところにとっては非常に迷惑な話であるということですね。

メリットで言えばやはり経済効果があると言われています。
他には政治的なメリットもあるようです。
色々とメリットもあればデメリットもあります。

ですが、先ほどもお伝えしたように、自由貿易というのは所得水準が上がるところはいいとして、所得水準が低くなってしまうところが出てくるので、国民からは支持されるのかどうかという疑問はあるようです。

貿易実務・事務に必要なのは信用

貿易業務(実務や事務)を行うにあたっては信用状の取引も行ったほうが双方に良いと思われます。

国同士の取引である以上、国内取引とは違って距離がありますし、相手を信用した上での貿易業務であってもやはり支払い面での不安は払拭できない場合があるのでこういった信用状の取引もあるのでしょうね。

信用状は銀行で発行されるようですが、信用状にもいくつか種類があるようです。
種類をいくつか紹介すると支払いを保障する際に荷為替手形を添付する荷為替信用状という用語から逆に荷為替手形を添付せずに保障してくれる無担保信用状、何か変更の際には全ての関係者による承認が必要とされる取消不能信用状、逆に輸入側のほうで変更が可能な取消可能信用状などなど、信用状の種類のなかでもたくさんの用語があるので難しいですね。

私たちが生きていく中で信用問題というのは一生ついてまわります。
信用があればたいがいのことはトラブルなくうまく事が進みますよね。

身近なところで例をあげるとネットオークションなんかは知らない相手との取引をするわけですから、信用が非常に大事ですよね。
貿易とは形態が違いますが、信用あっての取引ということは変わらないですよね。

他に身近なところでは例えば人にお金を貸すときに、相手のことは信用しているけれど、万が一のことがあっては人間関係もこじれますので、そういったトラブル時にも対応できるように書面で「借用書」をかわしたりしますよね。

貿易でも同じことです。
書面に残すことによって相手とのスムーズで気持ちの良い取引を行うことができるということなのでしょう。

2009年10月3日土曜日

貿易用語:通関

通関という用語は耳にしたことはありますか?
貿易用語の一つにあたるのですが、通関とは英語でCustom Clearanceと書きます。

貿易業務である輸入、輸出の貨物に手続きをし、税関を通過することをいうそうです。
通関には2種類あり、輸入通関と呼ばれる用語と輸出通関と呼ばれるものにわかれます。

一般的に言われている通関とは輸出入の申告から許可までの範囲を指すことが多いそうです。
では私たちがよく聞く言葉で関税という言葉がありますよね。
簡単に言うと関税とは輸入品に対してかけられた税のことを言うそうです。

この税は国によって定められたものにしたがってかけられています。
最近ではもう珍しくなくなった個人輸入。

インターネットでも代理店通して個人輸入ができるようになりましたし、ネットワークビジネスなどを行っている方なんかは個人輸入を頻繁に行っていることと思います。
個人輸入は商品によってかけられる税率が違うそうです。

インターネットなどで調べてみると商品別にかかる税率が表記されているサイトが結構ありますので、個人輸入をされる際には参考にしてみると良いかもしれませんね。

課税価格が一万円以下ですと税がかからないとなっているようですので、一万円以下の商品を個人輸入する方はチェックしてみるとよいですね。
ただし、一部の商品は適用外になっているものもあるそうなので、それも合わせて調べてから個人輸入を行ったほうが良いと思います。

貿易用語:密輸入

みなさんはニュースなどで「密輸入」という用語を聞いたことがありませんか?

密輸入という用語に対して良いイメージですか?
悪いイメージですか?

実は密輸入と言うのは正式な貿易業務には値しないので、良くない意味での用語となっています。正式な貿易業務に値しないという意味は法を犯して輸入しているので違法になるのです。

海外の貨物を何も手続きせずに使用目的などで運びその領域を超えてしまったときにすでに密輸入になってしまうのです。

よく大麻など密輸入されたといったニュースが流れることがありますよね。
ですので、実際はなんとなくしかわからない密輸入の実態がここで少しわかっていただけたかと思います。

他に密輸入されているものというと犯罪などで使用されたピストルなんかもそうですね。
ピストルを海外から密輸入した国はアメリカ製造のものが多いそうですが、他には中国やロシアも増えているそうです。

大麻は最近の日本ではよくニュースで大麻所持により逮捕などといった内容のものを非常に残念ながらよく見かけるようになってしまいましたね。

密輸入で運ばれてくるものを知ると、非常に密輸入ということ自体が怖いですし、イメージとしてもよくありませんね。
ですが、こういった情勢は現実であり、今は日本でも密輸入された危険なものが横行しているのは確かなことです。

国民のためになる貿易もあれば反対にこういった残念なニュースになってしまう輸入もあるのです。
治安の良い世の中になって欲しいですね。

貿易用語:ヨークアントワープ共同海損規則

ちょっと難しい貿易用語を紹介したいと思います。
「ヨークアントワープ共同海損規則」という貿易用語を聞いたことがあるでしょうか。
貿易についてまったく知らない方はもちろん聞いたことはないと思います。

ヨークアントワープ共同海損規則とは英語表記で「York-Antwerp Rules」と書きます。
少し長いのでスペルを覚えるのも大変ですよね。

貿易業務にはいくつかの規則が存在します。
ヨークアントワープも規則の一つに該当するのですが、国際統一規則になるそうです。
1974年に改定され、現在に至っているとのことですが、損害や費用に関する規則です。

貿易には色々と規則などがありますが、わたしたちの生活のなかでもたくさんの規則がありますよね。
貿易の規則とはもちろんぜんぜん違いますが、例えば学校に行くにしても「校則」という規則があり、これを忠実に守らないと停学処分や退学処分といった人生をも左右させてしまうような規則がありますし、社会人になって会社勤めなどをすると、それぞれの会社ではやはり服務規定という規則が存在します。

最初に、企業に就職する際は、この服務規定をきちんと把握した上で印鑑やサインなどをして提出しますよね。

ですから、規則というものは集団生活を乱さないためでもありますし、貿易業務での規則は国同士が関わりあうのでより貿易業務が円滑に遂行されるように国際的規則としてこういったものがつくられるということですね。

2009年10月2日金曜日

貿易用語:スペースチャーター

スペースチャーターという用語を聞いたことはありますか?

スペースチャーター便などという用語で耳にしたことがあるかもしれませんね。
貿易業務では先ほど輸送サービスについての貿易用語もたくさんあるとお伝えしました。

輸送にかかるコストを削減するために通常は貨物がいっぱいになった時点で輸送するというのが普通であるようですが、そうなるとデメリットとして納期の問題や、場所の確保にかかるコストが発生してしまうなどの問題があったそうです。

ですが、スペースチャーターというのは空間を分割して輸送することをいうシステムだそうで、貨物にあった空間を必要分だけ確保して輸送にいたるというこのスペースチャーターは、コスト削減には大きく役立つのだそうです。

わかりやすく考えてみると、トラックが一台あるとして、本来であれば輸送などに関わるコスト削減のためにトラックがいっぱいにならないうちに運んでしまってはいっぱいになってから運ぶよりもお金がかかってしまいます。

ですから、荷物がいっぱいになるまで待ってから運びたいのですが、そのためには荷物がいっぱいになる間まで納期に間に合うか心配ですし、トラックを常に常駐させるための場所確保にかかる費用も発生するので、結局はコスト削減が難しくなってしまうということですね。

これを解決してくれるのがスペースチャーターというものなのでしょう。

なんとなくわかっていただけましたでしょうか。
輸送にもお金がかかるということですね。