2009年10月3日土曜日

貿易用語:ヨークアントワープ共同海損規則

ちょっと難しい貿易用語を紹介したいと思います。
「ヨークアントワープ共同海損規則」という貿易用語を聞いたことがあるでしょうか。
貿易についてまったく知らない方はもちろん聞いたことはないと思います。

ヨークアントワープ共同海損規則とは英語表記で「York-Antwerp Rules」と書きます。
少し長いのでスペルを覚えるのも大変ですよね。

貿易業務にはいくつかの規則が存在します。
ヨークアントワープも規則の一つに該当するのですが、国際統一規則になるそうです。
1974年に改定され、現在に至っているとのことですが、損害や費用に関する規則です。

貿易には色々と規則などがありますが、わたしたちの生活のなかでもたくさんの規則がありますよね。
貿易の規則とはもちろんぜんぜん違いますが、例えば学校に行くにしても「校則」という規則があり、これを忠実に守らないと停学処分や退学処分といった人生をも左右させてしまうような規則がありますし、社会人になって会社勤めなどをすると、それぞれの会社ではやはり服務規定という規則が存在します。

最初に、企業に就職する際は、この服務規定をきちんと把握した上で印鑑やサインなどをして提出しますよね。

ですから、規則というものは集団生活を乱さないためでもありますし、貿易業務での規則は国同士が関わりあうのでより貿易業務が円滑に遂行されるように国際的規則としてこういったものがつくられるということですね。