2009年10月5日月曜日

貿易用語:中継貿易

中継貿易という用語を聞いたことがありますか?
中継貿易という用語を聞いてどんなイメージを持つでしょうか。

中継貿易とは「ちゅうけいぼうえき」もしくは「なかつぎぼうえき」とも言いますし、間接貿易とよぶこともあるそうです。

中継貿易も貿易形態のうちの一つなのですが、いったいどういうことを中継貿易というのでしょうか。
中継と聞くとテレビ中継ですとか、私たちの身近な中継といえばそのようなものしか浮かばないですよね。

中継貿易とは一つの国があったとして、その一つの国周辺の他国との取引をするのが中継貿易というそうです。どんなことをするのかというと、他の国から原材料を輸入してその輸入した原材料で作られた産物をさらにまた違う国に輸出をするといった仕組みを言うそうです。

目が回るような貿易形態ですが、例えば日本がアメリカから仕入れた原材料を生産し、アメリカに輸出するのではなく、他の国に輸出するということですよね。
ですので、日本は中継の役目をしたということです。
なので、中継貿易と呼ぶのでしょう。

簡単にいうと、他国から輸入した商材を他の国に輸出するということですね。
中継貿易が利用されるのは、政治の関係で直接その国同士のやり取りが困難という場合に双方の国とのやり取りに問題ない国が中継として入り、取引のお手伝いをするということのようですね。

またはメリットとして中継する国を間に入れたほうが、関税が安くなるということもあるようです。